春日野親方の八百長の肉声テープを文春が入手!春日錦とのやり取りが生々しい

 

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数々の不祥事で揺れる相撲界。
そんな中、初場所を優勝した栃ノ心の親方・春日野親方が、2011年の八百長事件の際、キーマンとされていた元前頭・春日錦に「爆弾発言したら協会パンクだよ」「出世がパーだ」などと話している肉声テープが存在したのです。
その肉声テープを文春にリークしたのは、春日錦の支援者であるA氏。
ここでは、その肉声テープの内容を、文春の記事を元にご紹介します。かなり生々しい内容となっております…。

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春日錦と春日野親方の八百長問題の経緯

事の発端は2010年に発覚した野球賭博問題でした。
警視庁による捜査の過程で、数人の力士の携帯メールから八百長のやりとりが見つかり、2011年2月2日事実が明るみに出てしまいます。
この事件で、証拠を残していたのが、野球賭博に関与していた春日錦だったのです。
当時の春日錦は竹縄親方になったばかり。他に関与を認めたのは現役力士の千代白鵬と恵那司でした。
特別調査委による八百長調査はこの三人の供述を中心に進められていきます。

春日錦が肉声テープを録音した理由

八百長問題の調査が進むにつれ、春日錦の中で徐々に調査に対する不信感が芽生えてきます。
そのきっかけとなったのが、2011年3月2日の毎日新聞の記事。
一面トップに『春日錦が”40人が八百長”と語っている』と書かれたのです。
春日錦本人は毎日新聞の取材を受けていなかったことから、内部の誰かが情報を漏らしていると疑います。
さらに、調査委が作成した供述書も1回目と2回目で内容が大きく変わっていたというのです。
このようなことから、不信感が募り、肉声テープの録音をするようになったのです。

春日錦の疑念は増すばかりです。
八百長調査の対象がいつの間にか自分をメインとした番付下位グループだけに矮小化されていることに気づきます。
相撲界の膿を出し切るため、春日錦は上位の幕内力士の名前を挙げていたのです。

肉声テープ:春日野親方と春日錦のやり取り

世間が東日本大震災に関心をよせていた頃の2011年3月29日。
春日錦は春日野親方に、「話したくない事も全て話したのに、区切られてしまって。すごい不公平感を感じる…」と現在の複雑な心情を打ち明けます。
春日野親方は春日錦の”暴発”を警戒したのか、探りを入れるような会話をしています。

春日野親方「お前が罪を認めているというのは全然問題ない。だけど、その後だよ。いろいろ出てきているよな。全てお前の口から出てきているよな?」
春日錦「自分と(同じく八百長への関与を認めた元前頭の)千代白鵬です。」
春日野親方「千代白鵬を信用するなよ。もう知れているぞ。ある人からな、春日錦が4月1日でクビになった時点で全て暴露すると言っているって。本当のこと?」
春日錦「いえ、ないです。それをしないようにってことで。そんなことしたくないんでハッキリ言って。かっこ悪いじゃないですか。」

(引用:週刊文春 2月8日号)

続けて、春日野親方は翌月の大阪場所が開催中止になったことによる相撲協会の経済的ダメージを引き合いに出し、さらには自身の出世にも影響したと春日錦にクギを刺したのです。

春日野親方「実は、お前には言っておくけれど、オレね、今度理事になるはずだったんだ、(理事改選のある2012年の)1月で。(略)今回降格になったからそういうのはないけれど、みんなを巻き込んでいる。それだけは分かってくれ。別にオレが理事になりたくて言っているわけではないんだけれども、オレも全部パーだ。お前にも女々しい余計な騒動は起こさないで欲しい。」

(引用:週刊文春 2月8日号)

春日野親方は相撲協会の運営に、外部の人間が入ってくることへの危機感を露わにします。春日錦が訴えることによって、今の理事長をはじめ、協会全体を悩ませることになると。

そして2011年4月1日。
調査委より春日錦に処分が下されます。
調査に協力したとして、解雇や退職勧告ではなく『2年間の職務停止』でした。
しかし、実際は自ら退職届を出すよう、事前に調査委から迫られていたのです。

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春日錦が自ら退職届を提出

結局、当時の八百長問題は、調査委が『20人以上の力士、親方を角界追放処分』として幕引きを図ります。
その多くは十両以下の下位の力士。
しかも、名前が挙がったにも関わらず認定されなかった者がいる一方で、強く否定しながらも”クロ”と認定された者もおり、内部に遺恨を残したといいます。

2011年4月5日、春日錦の退職届が受理されます。
その時の春日野親方との生々しい会話の肉声テープがこちら↓です。

春日野親方「お前を陥れるために聞くわけではないのだけど、クビになった奴らから師匠はどんな話を聞いているか、聞かれている。オレは絶対バラさないから、どういう奴と『十番だったら八番はそうでした』と、そういうことを教えてくれ。なんか言ってこようもんならオレが止めてやるから。そっちの師匠に「あんたのところはそういうことをやってるんだよ」って。覚えていること、噂を全部書いてくれ」
春日錦「分かりました」
春日野親方「脅しが来たら、防衛手段として取っておくから。恵那司のところには脅しの電話が入っているらしいぞ。お前のとこないか?」
春日錦「ないです」
春日野親方「お前、身を隠せ」
春日錦「それは誰が脅しているんですか?」
春日野親方「分からない。もしそういうことがあったら、オレは部屋を守るし、お前も最低限守る」
春日錦「大阪の弁護士に相談してもよいですか?」
春日野親方「ヤ◯ザ使うなよ」
春日錦「いや、使っていません」

(引用:週刊文春 2月8日号)

結局、春日錦は釈明の場も、謝罪の場も与えられることなく、相撲界から姿を消すこととなってしまったのです。
最後、部屋を出ていく時は奥さんと一緒に土下座したといいます。
その後、春日野親方からは一切連絡がないそうです…。

春日錦は離婚。人生の立て直しに苦労

春日錦は”トカゲの尻尾きり”に終わった協会の調査に対する強烈な不信感と、春日野親方に”守ってもらえなかった”という無念の思いが残っているといいます。
結局、断髪式もやってもらえず、次の仕事も春日野親方から”紹介する”と言われたにも関わらず連絡なし…。
引退から数ヶ月後、ある現役力士と再会した際、春日錦は次のように悔しさをにじませていたのです。

「生け贄って分かる?上の人(上位力士)を守るために、下の人を切ったのよ。(略)相撲協会は「(八百長は)過去からありません」って嘘をついたわけじゃん。オレが一番悪くなっているじゃん。黒幕、元締めとして斡旋していることに。悪玉にされた。(略)今回、親方を含めてそうだったけれど、いろんな人、冷たかったよ。だって20年、この世界にいたんだもん。引退の仕方がね、髪の毛(まげ)も自分で(理髪店で)切ったし。(略)次の仕事にしても、親方は紹介するって口では言ってたけど、紹介しづらいんじゃない?悪い意味で名前が売れちゃったから」

(引用:週刊文春 2月8日号)

その後、春日錦は奥さんと離婚します。
次の仕事もなかなか軌道に乗らず、人生の立て直しに苦労しているようです…。

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まとめ「A氏が肉声テープを公開した理由」

春日錦の支援者だったというA氏。
この肉声テープは春日錦が”力士として生きた証”として、A氏を含めた本当に信頼できる人だけに春日錦が扱いを託したものだと言います。
時は流れ、依然として相撲界に不祥事が続いている今、相変わらず変わっていない相撲協会の体質と、協会の要職に就いている春日野親方の素顔を知ってもらうために、文春に誌面公開することにしたのだそうです。

2月1日には協会理事の立候補者が出揃います。
相撲協会は本当に変わらなければいけないと思います。
若い力士たちの未来が犠牲になる相撲界など、存在する意味がありません。

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